2013年7月4日木曜日

テックスターさんの怪談

じゃむらじ放送局で連載怪談を投稿されている”テックスターさん”の怪談です。

前回ブログ記事でテックスターさんの怪談をリクエストしたところ、mixiファンコミュニティ「「じゃむらじの番組感想」トピックで、テックスターさんご本人から快い応諾の書き込みと、これまた面白い怪談を併せて頂戴いたしました。

さらに本ブログでのアップをお願いしたところ、こちらもまた快諾頂きましたので、今日こちらの記事で転載させていただくこととしました。タイトルは聞き忘れていましたので、今回は勝手ながら私がつけさせて頂きました。以下でどうぞ。
 



「銀行口座」 by テックスターさん

私には子供がいるのですが、これまた幽霊が見えているようで、お風呂に入っていると「ワンワンきた!」と言って窓を指差したり、部屋の隅で誰かと会話してたり(本人曰く、20年前に亡くなった嫁の祖母らしいです)と、なかなかエキセントリックな子供です。

今は実家を遠く離れて、中古の一軒家に住んでいるのですが、子供が家で幽霊をみるようです。
どうも子供の霊のようで、「お友だち」と呼んでます。

最初はイマジナリーコンパニオンだと思って聞き流してましたが、どうも違うようです。

ある日仕事に疲れ家に帰ると、嫁と子供は嫁の実家に遊びに行ってるようで、家には誰もいませんでした。

仕事着から着替えるため、二階に上がって着替えを取って階段を降りようとすると、奥の部屋からパタパタパタッと子供の足音が聞こえます。

その日たまたま仕事でミスがあり、イライラしていた所で、思わず、


「ここ誰の家だと思ってんだ!ローン組んで買った家に勝手に住みやがって!!住むなら家賃払えコラー!!」


と叫びながら足音のした部屋に入ると、音が消えてまた静かになりました。

実家ならこんなとき御札を張るのでしょうが、我が家にはそんな物は無いので、考えた挙げ句、取り敢えず お金を振り込むための銀行口座のメモ書き置いてみました。

それからは足音や、「お友だち」発言がパタッと消えてしまいました。

ちょっと子供に悪いことしたなー、と反省する話でした。

ありがとうございました。



トピックの返信でも書いたのですが、こういうノリのお話は個人的にはすごく好きです。なんだか人生の悲哀と適度な笑いが程よく詰まっている「大人の都合怪談」という雰囲気がして、ガハハ!と笑えると同時に、ほんの少しだけ目頭が滲む自分がいて、ほのかにノスタルジーです。

一方で、家賃のために幽霊を退散させてしまったテックスターさんは男前というか、リアル大人すぎます。

またお子様にとってはほんのちょっと寂しい結果になってしまったようで、ほんの少し涙ですとも。

でも幽霊はあくまで幽霊なので、お互い同じ世界で交友関係を深めたほうがよいんじゃないかなーと個人的には思ったりもします。

この怪談をじゃむらじで投稿するのは迷っておられたテックスターさんですが、個人的には好きなテイストの怪談ですので、ぜひ機会があれば投稿されることを希望します。

もしなんでしたら木崎さんにリクエストしておきますので、その際はまたご連絡くださいませ。

テックスターさん、期待しております。

今回テックスターさんの怪談を取り上げさせて頂いたことで、ファンコミュの方の怪談や、お二人の番組リスナーの方の怪談を、こういう形でブログで取り上げてみるのも面白いなーと思いました。

じゃむらじやニコ生で投稿したり、凸したりするのはちょっと・・・とか、そこまでじゃないかなーとか感じている方も、ひょっとしたらブログやファンコミュで怪談や面白話を投稿されるほうが、まだ比較的にも敷居が低いかもしれません。

みなさま宜しければ、mixiコミュや本ブログで取り上げていきたいと思いますので、ぜひぜひファンコミュのトピックに書き込みくださるか、プロフィール欄のメール宛にご連絡くださいませ。 

そしてもちろん・・・・



コミュメンバー50人突破の暁には、お二人のサイン入り〇〇が間もなく手元に届く(多分) ビッグなサプライズプレゼントつき「冴木祐也&木崎祐さん応援コミュ」にメンバー登録していただきますよう、ぜひぜひよろしくお願いいたします!


冴木祐也&木崎祐さん応援コミュ(mixiに登録が必要です)
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