2013年11月2日土曜日

冴木さんの一人じゃむらじの感想

お待たせしました。じゃむらじの感想記事です。このブログ記事の更新を待ってる方がおられるかどうかは分かりませんが、とりあえず恒例となったじゃむらじ感想文を書き上げることが出来て、少なくとも自分の中ではホッとしております。

さてひとりじゃむらじですが、これは元々木崎さんの誕生日(10月3日だそうです。おめでとうございます!)に誕生日プレゼントとして木崎さんご本人が強くご所望された企画でございまして。

それに冴木さんが受けてたつという形で収録されたようです。

聞かせてもらいましたが、いきなり最初のジングルが良かったですねー

「一人はお手軽だし、一人でやる兄貴の背中、ベタベタだし」

覚えているだけでこれだけのフレーズが語られていたのですが、いやーこれはなかなかいい感じですね。じゃむらじではおなじみのテックスターさんかロメロさん(ニコニコ生放送で活躍されている生主の方)がジングルを作れらたということは、後に放送でお二人が言っておられたのですが、この出だしのジングルがどちらなのかは正確には分かりません。それにしても秀逸な出来上がりとなっています。素晴らしい。

続いて冴木さんの物まねに移るわけですが、木崎さんの物まねがひどすぎる。あまりにもひどすぎて飲んでいた「ボス・黒の微糖」を思わずブブブブッ!と吹きだして、そのまま缶をグシャリ!と潰してしまったほどです。

そんな序盤のウォーミングアップトークから一転して、次なるお話はネットワークビジネスの闇についてです。

冴木さんの昔の上司からお誘いを受けた、謎の新規ビジネス。

向かった先は恒例のネットワークビジネス大集会。

そこで展開される悲喜こもごも、裏切りと欺瞞が立ち込めた人間世界の欲と野望の一部始終を冴木さんはその両の眼でしっか!と焼き付けるようにして帰ってきたといいます。もちろん誘いには全く乗らずに。

後日その上司の属する組織が摘発されたということは、番組の賢明なるリスナーの皆さんならたとえ話が途中であったとしても、容易かつあっさりと予測されたことかと思います。

しかしちょっと待ってほしい。

もし自分が当日、その熱気あふれる集会に参列し、さらに自らの前後左右を海千山千のネットワーカーどもに囲まれて「これはすごいこれはもうかるこれはすばらしいこれはきっとあなたをしあわせにできるできるできる!」などと繰り返し繰り返し吹き込まれたなら!

果たして無事に帰宅できるかどうかわからないはず。

きっとあなたもわたしもそこの猫も、冴木さんの隣の席で熱く勧誘されていた女性のように当初は断りつつも、お話が終わるころにはその目を明日への希望とよろこびに満ち溢れさせてカバンから取り出した大事なハンコをぽん!と押して笑顔で握手して帰宅するに違いありません。

それくらい、ネットワークビジネスの勧誘は怖ろしいほどに人の欲と心理を逆手にとって悪魔のように巧みに行われるものであり、そういった幾度も振りかざされる引く手あまたの魔の手をあっさりと振り払って、なおかつ後にネタ話として披露しフフフと不敵な笑いを浮かべる冴木さんという御仁はまさに!


男の中の男


といっても差し支えないかと思います。(差し支えのある方はごるごんまでお知らせください)

とまあ、長くなりましたが、しょっぱなのオープニング社会ネタトークを終えて、次はお便りコーナーです。

テックスターさんからの挑戦的な早口言葉をあえて受けて立ち、噛みまくって舌から血をダラダラ流し続けるのもお構いなしにあっさりと「一言も噛みませんでした」と言い切れる冴木さんという男の懐の広さたるや、

広大なこと太平洋の如し

であります。

そんな冴木さんの抗弁、いやさ、男の主張の後にテックスターさんから送られたお便りの内容はというと、意外に「お酒の話」でした。

テックスターさんといえば、これまでにもじゃむらじに数多の連続ラジオドラマ風一族怪談を投稿されてきた怪談猛者でありますし、きっと今回も怪談ネタで大いに冴木さんンとリスナーの心胆を凍らしめてくれるのかと思ったのですが、今回は普通に攻めてみます、とのことで、これに冴木さんが自身の体験談を交えながら、お酒のあれこれを語られます。

冴木さんのお話から、「自分が店をやっていたときは」と聞いたときには、「おお、冴木さんはバーか居酒屋のオーナーだったのか」と感心してしまいました。冴木さんといえば夜の帝王とたしかじゃむらじのプロフィールに書かれていたと思うのですが、もし本当にバーのマスターであったなら、まさにそのイメージそのまんまな経歴をお持ちだったということになるのでしょう。

そんな夜の帝王の数あるお酒歴の中でも最終的に残ったのが、ジン・トニックだったとか。ボンベイサファイアの名前も出てきましたが、そのときたまたま机の上にボトルがあったので、その名称が出てきたときはちょっぴり嬉しかったですな。

スカイブルーの瓶にイギリス植民地時代の趣を感じさせるクラシカルなラベル。少し癖のある飲み口に私は感じましたが、男の中の男である冴木さんが酒はやっぱりジントニックが一番だよ、とおっしゃられれば、「は、はい」と素直に頷くしかありません。(でも決して嫌いではありません。誤解のなきよう。個人的にはテックスターさんと同じく、健康的なワインを好んでおります。あまり強くありませんが)

そんなこんなでお酒の話が終わり、次は私の怪談投稿に。この話は脚色一切なしのリアル体験談です。結局そのアパートでは何も出てこなかったのですが、友人の話す白い顔の女は、そのときほんとうにイメージがすぐにできて怖かった。階段の踊り場の上にその女の顔がヌッと出てきたらどうしようギャーーとばかりに、猛ダッシュで階段を駆け下りて行ったのを思い出します。冴木さんの言う通り、当時の私はあまりにも「へタレ」(関西弁で根性なし)だったというべきでしょう。

次は冴木さんご自身の体験談です。「素泊まり」というタイトルですが、いやー、この話もリアルでした。釣り好きの冴木さんらしい釣り宿にまつわるお話でしたが、開かずの間というのでしょうか、誰もいるべきはずのない部屋から音が聞こえてくるシュチュエーションというのは、定番と言えば定番なんですが、それが扉を開けたときに音だけがワーーッと飛び出してくるというのは、なかなか想像できるオチではありません。さすがはただの怪談をただの怪談に終わらせない聴かせて落とす怪談を語らせたらネトラジ怪談界では右に出るものなしの、関西が誇る男前怪談師・冴木祐也アニキのお話だけはあります。ごっつぁんであります。

さてそんな冴木さんのお話の次はロメロさんの投稿怪談です。

霊感を持つ友達同士が見た女の霊。

それが果たしてどんな意味を持つのか?

霊感を持つ同士というのは、エスパー同士の特殊な関係と同じに思えて、それを持たない私のような人間からしてみれば「ちょっとジェラシー」な雰囲気はあると思います。私の周囲にも一人いますが、彼も彼の周りにはそういう人間が集まってくるということでした。幸い私にはそういう能力はないのですが、しかしそういう能力を持つ人のそばにいたら映るかも!という偏見のようなものがあって、それが敏感に感じられるのでしょうか、友人の彼も、私と居る時はことさらそういう話から遠ざかるような雰囲気はありますね。

ロメロさんのお話もそんな「デキる者」同士が見た、しかも同じものを見たという、もし私がその場にいたら「オーマイガーーッ!」と卒倒すること必定の、シンクロニシティ怪談とでもいいましょうか(シンクロニシティは違ったか?) いずれにしても、その女の霊が一体何者だったのか、知りたいところです。

それにしても最後の最後で「ソバージュ」の一語でロメロさんのおよその年齢を言い当てた冴木さんは、さすがにただの怪談をただの怪談では終わらない凄腕の探偵怪談師であります。これからも様々なものに斬りこんでその類まれなる慧眼で世のあらゆる謎を解明して頂きたいと心から願う所存であります。

如何でしたでしょうか?

全編怪談のみの「怖いぃ話」とはまた違った、冴木さん単独のフリートークありな内容がなかなか新鮮だったと思います。ぜひぜひ今度は冴木さんの「物マネ一人語り放送」を聞いてみたいと思います。次の物まねは輪島親方を希望させてもらいます。


冴木祐也のひとりじゃむらじ
http://jamradi.seesaa.net/article/377373962.html



 


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